【初心者向け】ギターのチューニング方法|音の合わせ方とコツを解説
ギターを練習するときに、最初に確認しておきたいのがチューニングです。
チューニングが合っていない状態で練習していると…

「コードは合っているはずなのに、なんだか音がおかしい……」
ということがあります。
特に曲のコピーをしているときは、チューニングがズレているだけなのか、それとも自分の弾き方が間違っているのか、分かりにくくなってしまいます。
また、バンドで演奏するときも、それぞれの楽器の音程が合っていることは大切です。
チューニングはギターを始めたばかりの方にとっては少し難しそうに感じるかもしれませんが、基本を覚えてしまえばそれほど難しい作業ではありません。
今回は、ギターのチューニングの基本から、実際の合わせ方やコツまで初心者の方にも分かりやすくご紹介します。

この記事はこんな人におすすめ
- ギターを始めたばかりの方
- チューニングのやり方がよく分からない方
- チューナーの表示の見方を知りたい方
- 弦をどちらの方向に張ればいいのか分からない方
- チューニングをしてもすぐに音がズレてしまう方
Contents
ギターのチューニングとは?
チューニングとは、ギターの各弦を決められた音の高さ(ピッチ)に合わせる作業のことです。

チューニングってどのタイミングですればいいの?

「前に練習した時に合わせたから、今日は合わせてないよ」…という方がいますが、チューニングは練習を始める前はもちろん、練習中にも音がズレていないか確認が必要です。
では、なぜギターはそれほど頻繁にチューニングする必要があるのでしょうか?
ギターの音は意外とズレやすい
ギターのネックやボディには木材が使われています。
そのため、温度や湿度などの環境の変化によって、ネックや弦の状態が変化することがあります。
また、弦そのものも時間が経つことで状態が変わります。
特に弦を交換したばかりのときは、弦がまだ伸びきっていないため、チューニングがズレやすくなります。
そのため、弦交換後は普段よりこまめにチューニングする必要があります。
ギターの基本チューニングは「EADGBE」
ギターのチューニングを覚える上で、まず知っておきたいのが音の名前です。

日本人が一般的としている【ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド】はイタリア語になります。
英語では【C・D・E・F・G・A・B・C】
ギターコードもこのアルファベットで表記されることが多いので、少しずつ覚えていくと便利です。
因みに日本語では【ハ・ニ・ホ・ヘ・イ・ロ・ハ】です。
…日本語はほとんど使用することが無いですが。
ギターの標準チューニング「EADGBE」
一般的なギターのチューニングは、【標準チューニング(ノーマルチューニング)】と呼ばれます。

▲ギターは太い弦(6弦)から【EADGBE】となっています。
覚えるまでは少し大変ですが、チューナーを使えば毎回音名を暗記していなくてもチューニングができます。
ちなみにベースの標準チューニングは、太い弦からE・A・D・Gです。
ギターの6~3弦と同じ音名ですが、ベースはギターより1オクターブ低い音になります。
…ギターとベースはオクターブが違うだけなので、押さえる場所は同じで同じ音が出るようになっています。
チューニングにはチューナーを使おう
チューニングをするときに使うのが、チューナーです。
以前は音叉やピッチパイプなどを使ってチューニングする方法もありましたが、現在はデジタルチューナーが一般的です。
初心者の方なら、まずはクリップチューナーを使うと分かりやすいと思います。

クリップチューナー
ギターのヘッド部分に取り付けて使うタイプです。
ギター本体の振動を拾って音程を測定するため、周囲で他の音が鳴っていても比較的使いやすいのが特徴です。
ギターを始めたばかりの方にも扱いやすく、一つ持っておくと便利なアイテムです。

初心者の方に一番勧めていたタイプがクリップチューナーになります。
近年では、プロの方もライブ中に付けっぱなしにしている方をよく見かけます。
シールドで接続するコンパクトチューナータイプ
エレキギターの場合は、シールドケーブルを使ってチューナーに接続するタイプもあります。
このタイプでは、ギターとチューナーをシールドでつないで音を検出します。
スマートフォンのチューナーアプリ
現在では、スマートフォン用のチューナーアプリも数多くあります。
自宅で一人で練習するのであれば、こうしたアプリを利用するのもひとつの方法です。
ただし、スマートフォンのマイクを使って音を拾うタイプの場合、周囲が騒がしい環境では正確に音を検出しにくくなることがあります。
チューナーの見方
チューナーを使うと、弦を鳴らしたときの音程が表示されます。
多くのチューナーでは、針やインジケーターが左右に動きます。

チューナーの見方
左側 → 音が低い
右側 → 音が高い
中央 → 音が合っている
ペグを回して音程を調整する
チューニングでは、ギターのヘッドにあるペグを回して弦の張り具合を調整します。
弦を張れば音程が高くなり、弦を緩めれば音程が低くなります。
ただし、ペグを時計回りに回すと必ず緩む、反時計回りなら必ず張る、とは限りません。
ペグの取り付け方向やギターの構造によって回す方向が異なる場合があるため、ここは実際のギターを確認しながら調整してください。
初心者の方は、
「ペグをどちらに回すか」よりも、「弦が張られて音が高くなっているか、緩んで音が低くなっているか」
を確認しながら調整すると分かりやすいです。
実際にチューニングしてみよう
ここからは、6弦を例にして実際の合わせ方を見ていきます。
6弦の標準チューニングはEです。
STEP 1:6弦を開放弦で鳴らす
まず、6弦のどこも押さえずに鳴らします。
チューナーを見ると、現在の音に近い音名が表示されます。
これを開放弦といいます。
STEP 2:目標の音「E」を確認する
▼6弦はEなので、低い音が表示されていればペグを回して弦を張っていきます。

▼逆に高い音が表示されている場合は、ペグを時計回りに回して緩めていきます。

チューニングをしている時に、音程の英語表記が
Dと表示された場合
→ Eより低いので、弦を少し張ります。
Fと表示された場合
→ Eより高いので、弦を少し緩めます。
STEP 3:チューナーの中央に合わせる
ペグを少しずつ回しながら弦の張り具合を調整し、チューナーの表示を中央に合わせます。

ちなみに…ギターモードでチューニングした場合、Eより低い場合Bが表示され逆に高い場合はAと表示されることがあります。
これは、ギターモードの場合【6E / 5A / 4D / 3G / 2B / 1E】しか表示されないためです。
一気にペグを回すのではなく、少しずつ調整するのがポイントです。
チューニングは「低いところから合わせる」のがポイント
チューニングするときは、低い音から目標の音へ向かって合わせるようにします。
例えば、6弦Eを合わせるときに音が高くなってしまった場合。
一度少し音を下げてから、そこから目標のEまで弦を張っていきます。

なんで、この方法が良いの?

弦を緩める方向でチューニングをすると、弦やペグ周辺などにわずかな遊びやたわみが残り、後から音程が変化することがあります。
最後に弦を軽く引っ張ってみよう
弦を張ったばかりの状態では、弦にわずかな伸びが残っていることがあります。
そのため、一度チューニングしたあとに弦を軽く引っ張り、再びチューニングをします。
一度で完璧に合わせるのではなく、2~3回この作業を繰り返すとチューニングが安定しやすくなります。
チューニングは練習前の習慣にしよう
チューニングは、特別な技術が必要な難しい作業ではありません。
最初のうちは少し時間がかかるかもしれませんが、毎回練習前に行っていると、だんだん短時間で合わせられるようになります。
特に初心者の方は、「さっき合わせたから大丈夫」と思って、そのまま練習を始めてしまうこともあるかもしれません。
でも、ギターは意外とチューニングがズレることがあります。
「ギターを弾く前にチューニング」を習慣にしておくと、いつでも気持ちよく練習を始められます。
よくある質問

チューニングは毎回する必要がありますか?

できれば、練習する前に毎回確認することをおすすめします。
温度や湿度、弦の状態などによって音程が変化することがあるためです。
特に弦を交換した直後は、こまめに確認しましょう。

ギターの標準チューニングは何ですか?

6弦から1弦に向かって、E・A・D・G・B・Eです。
「EADGBE」と覚えておくと便利です。

チューナーがなくてもチューニングできますか?

音叉などを使って基準音を取る方法もありますが、初心者の方にはチューナーを使う方法が分かりやすいです。
現在はクリップチューナーやスマートフォンのアプリなど、手軽に使えるものもあります。

チューニングしてもすぐに音がズレるんですけど、なんでですか?

弦を交換した直後は、弦がまだ伸びきっていないため、チューニングが安定しにくいことがあります。
また、ギターの状態や温度・湿度などの環境によっても音程が変化する場合があります。
まずはチューニングを何度か繰り返し、弦の状態を確認してみてください。
まとめ
今回は、ギターの基本的なチューニングについて紹介しました。
ギターの標準チューニングは、
6弦:E
5弦:A
4弦:D
3弦:G
2弦:B
1弦:E
チューニングは最初のうちは少し難しく感じるかもしれませんが、基本的なやり方を覚えてしまえば、それほど難しい作業ではありません。
ポイントは、
- 練習前にチューニングを確認する
- チューナーの表示を見ながら調整する
- 音が低い場合は弦を張る
- 音が高い場合はいったん下げてから張って合わせる
- 弦を交換した直後はこまめに確認する
毎回チューニングする習慣をつけておくと、自然と作業にも慣れてきます。
「ギターを手に取ったら、まずチューニング」
これを習慣にして、気持ちよく練習を始めてみてください。


