【初心者向け】ギターの壁掛け方法4選|壁掛けハンガーの種類と設置時の注意点

ギタースタンドを置くスペースに悩んだことはありませんか?
ギターを1本だけ置いているときは気にならなくても、2本、3本と増えてくると、意外と場所を取ってしまいます。

私も以前、複数本用のギタースタンドを使っていましたが、部屋のレイアウトを考えると、どうしてもスタンドが邪魔に感じることがありました。

そんなときに選択肢のひとつになるのが、ギターを壁に掛けて保管する方法です。

壁掛けにすると床のスペースを使わずに済むため、部屋を広く使いやすくなります。また、ギターをインテリアの一部として飾れるのも魅力です。
ただし、壁の材質や取り付け方によっては、ギターが落下する危険性もあります。
見た目だけで決めず、安全に設置できるかどうかも確認が必要になります。

この記事では、ギターを壁掛けにするメリットや、代表的な設置方法、ギターハンガーを選ぶ際のポイント、設置時の注意点について解説します。

Contents

  • ギターを壁掛けにするメリットと注意点
  • ギターを壁掛けにする4つの方法
  • ギターハンガーの種類と選び方
  • 壁掛けする際に確認しておきたいポイント

ギターを壁掛けにするメリット

ギターを壁掛けにするメリットは、床のスペースを節約できることだけではありません。

主なメリットを3つ紹介します。

1. 部屋のスペースを有効活用できる

ギタースタンドは、ギター本体だけでなく、スタンドの脚を置くスペースも必要になります。

ギターを何本も所有している場合、スタンドが増えるほど床のスペースが狭くなってしまいます。
単体のスタンドを何本も置いておくと、場所をとってしまうので、横向きの複数本用のスタンドも試したことがあります。
でも実は…幅はスマートになりますが、ギターの角度が付くので奥行きが必要になります。

壁掛けにすれば、床にスタンドを置く必要がなくなるため、部屋をすっきりと使いやすくなります。

ただし、壁掛けにしてもギターを掛けるための壁面は必要です。
設置する本数やギター同士の間隔を考えて、スペースがあるか部屋を確認してみてください。

2. 床の掃除がしやすくなる

床にスタンドを置いていると、掃除の際にスタンドを避けたり、脚の周りを掃除したりする必要があります。

ギターを壁に掛けることで床に物が少なくなり、掃除機やロボット掃除機を使うときにも邪魔になりにくくなります。

部屋をすっきり保ちたい方にとっては、うれしいポイントになります。

3. ギターをインテリアとして楽しめる

ギターを壁に掛けると、楽器店のようにギターを並べて飾ることができます。
お気に入りのギターをいつでも眺められるのは、壁掛けならではの魅力です。

部屋の雰囲気もガラッと変えることが出来るのでオススメです。

一つだけ注意してほしいのが、壁掛に限った話ではないですが、直射日光が当たる場所や、温度・湿度が大きく変化する場所は避けてください。

4.ギターのネックに負荷が掛からない

ギターのネックは温度や湿度に敏感で、毎日弾いていても少なからず反ってしまいます。

立て掛けスタンドではギターの重心がスタンド側にいきますが、吊り下げる事でギター自体の自重で、ネックの反りを最小限に抑えることが出来ます。

壁掛にすることで完璧に反りを抑えることが出来るわけではありませんが、少しでも負荷が掛からない状態になるので、ギターにも優しいです。

ギターを壁掛けにする方法4選

ギターを壁掛けにする方法には、いくつかの選択肢があります。

壁に直接取り付ける方法だけでなく、壁への加工を抑えたい場合に検討できる方法もあります。

それぞれにメリットと注意点があるため、住まいの環境や設置したい本数に合わせて選んでください。

1. 壁に直接ギターハンガーを取り付ける

壁に直接ギターハンガーを取り付ける方法です。

取り付ける場所を決めやすく、余計な部材を増やさずに設置できるため、見た目をすっきりさせたい方にオススメです。

メリット

  • 比較的シンプルな構成で設置できる
  • ギターの高さや間隔を調整しやすい
  • 壁面をすっきり使える

注意点

  • 壁の材質や内部構造に合った固定方法が必要
  • 設置場所を変更すると、元の取り付け穴が残る場合がある
  • 固定方法を誤ると、ギターが落下する危険性がある

特に重要なのが、壁の内部構造を確認することです。

石膏ボードの壁に一般的なネジをそのまま取り付けても、十分な強度を確保できないことがあります。
壁の下地に固定する方法や、壁材に適合した専用金具を使用する方法など、様々な設置方法がありますが、いづれも加工が必要になります。

賃貸の場合は、画鋲サイズの穴は大丈夫ですが、大きな穴を開けることはあまりオススメできません…。

2. 石膏ボード用の専用金具を使う

壁に大きな穴を開けたくない場合は、石膏ボード用の専用金具を使う方法もあります。

例えば、ホッチキスを使って取り付けるタイプの製品があります。
一般的なネジよりも小さな跡で済むものもあり、壁への加工をできるだけ抑えたい場合に検討できます。

メリット

  • 製品によっては、比較的小さな跡で取り付けられる
  • 壁の下地に直接固定する方法とは異なる選択肢になる
  • 対応する壁材であれば、設置作業を進めやすい

注意点

  • 対応する壁材や設置条件が決まっている
  • 製品ごとに耐荷重や取り付け方法が異なる
  • 壁への跡が小さくても、賃貸住宅での使用が必ず認められるとは限らない

石膏ボード用であっても、すべての壁に取り付けられるわけではありません。

また、耐荷重の表示だけで判断せず、取り付ける壁の状態やギターの重量も確認してください。
賃貸住宅で使用する場合は、製品の説明とあわせて、管理会社や大家さんにも確認しておくと安心です。

3. 格子状のパーテーションを利用する

格子状のパーテーションを設置し、そこに対応するフックやギターハンガーを取り付ける方法です。

ギターを掛ける位置を変更しやすいため、所有しているギターの本数や配置を変えたい場合に向いています。

メリット

  • ギターの配置を変更しやすい
  • 壁に直接穴を開けずに設置できる構成もある
  • ギター以外の物を掛ける用途にも活用できる

注意点

  • ギターの重量に耐えられるパーテーションを選ぶ必要がある
  • 支柱や土台の安定性を確認する必要がある
  • ギターを掛ける位置や本数によって、全体のバランスが変わる

パーテーションは、見た目がしっかりしていても、ギターの重量に適しているとは限りません。

特に、突っ張り式や自立式の製品は、設置方法や床・天井の状態によって安定性が変わります。

ギターを掛けた状態で倒れることがないよう、耐荷重や固定方法を確認してください。

楽器屋に来ていたお客さんで、「地震が来た時にパーテーションが倒れた!」という方がいたので、取り付け方や耐荷重量には十分気を付けてください。

4. 2×4材を利用して設置する

DIYで使われることの多い2×4材と、突っ張り式の固定金具などを組み合わせて、ギターハンガーを取り付ける方法です。

壁そのものに直接穴を開けずに設置できる構成もあり、賃貸住宅で壁掛けを検討する際の選択肢になります。

メリット

  • 壁への直接的な加工を抑えられる構成がある
  • ギターの本数や配置に合わせて設計しやすい
  • ギター以外の収納にも応用できる

注意点

  • 木材や固定金具などの材料が必要
  • 寸法を測り、組み立てる手間がかかる
  • 設置方法によっては、転倒や固定の緩みが起きる可能性がある

2×4材を使う場合は、木材の長さだけでなく、使用する固定金具の対応寸法や設置条件を確認してください。

突っ張り式の金具を使う場合も、取り付ければ必ず安全というわけではありません。
製品の説明に従い、設置後にぐらつきや緩みがないか確認することが大切です。

また、壁や天井の状態によっては適切に設置できない場合もあるため、住まいの環境に合った方法を選んでみてください。

ギターハンガーの種類と選び方

壁掛けの方法が決まったら、次はギターハンガーを選びます。

ギターハンガーにはさまざまな形状があり、ギターの種類や掛け方によって適したものが異なります。

1. 取り付け部分の形状を確認する

ギターハンガーには、ネックを支える部分が固定されたタイプや、ギターの重さに応じてアームが動くタイプなどがあります。

製品によって保持方法が異なるため、ギターを安定して支えられるか、落下防止の仕組みがあるかを確認しましょう。

また、ギターのヘッド形状によっては、一般的なハンガーに適さない場合があります。
購入前に、対応する楽器の種類やメーカーの注意事項を確認してください。

2. ハンガーの長さとギター同士の間隔を確認する

複数本のギターを壁掛けにする場合は、ハンガーの長さや取り付け位置も重要です。

ハンガーの長さや形状によっては、ギター同士を近づけて配置できる場合があります。
一方、ギターのボディが厚い場合や、斜めに掛ける場合は、隣のギターと接触しやすくなることがあります。

設置する前に、ギター本体の幅や厚み、ヘッドの形状などを確認し、余裕を持って間隔を決めましょう。

ギター同士がぶつからないことに加えて、出し入れする際に隣のギターや壁に当たらない配置にすることも大切です。

3. ギターの塗装に対応しているか確認する

ギターハンガーを選ぶ際には、ギターに触れる部分の素材にも注意が必要です。

ギターの塗装は種類によって性質が異なり、ハンガーの接触部分に使われている素材との相性によっては、変色などの影響が出る場合があります。

特に、ラッカー塗装のギターは、使用するハンガーの素材に注意が必要です。

  • メーカーがラッカー塗装への対応を案内しているか確認する
  • ギターと接触する部分の素材を確認する
  • 必要に応じて、メーカーが推奨する保護方法を検討する

「ラッカー塗装対応」と書かれている製品でも、すべての塗装に対応しているとは限りません。
使用しているギターの仕様と、ハンガーの説明をあわせて確認してください。

ギターを壁掛けにする際の注意点

壁掛けは便利な方法ですが、ギターを高い位置に保管するため、設置時にはいくつか注意しておきたいことがあります。

1. 壁の材質と耐荷重を確認する

まず確認したいのが、ギターハンガーを取り付ける壁の材質です。

壁の内部に下地があるか、石膏ボードなのか、コンクリートなど別の材質なのかによって、適切な取り付け方法は異なります。

また、製品に耐荷重が表示されていても、実際の保持力は壁の状態や固定方法によって変わることがあります。

ギターの重量だけでなく、ハンガーや固定金具の条件も含めて確認し、指定された方法で取り付けましょう。

2. 落下しないか、定期的に確認する

ギターを壁に掛けたら、そのまま放置するのではなく、ハンガーや固定部分に緩みがないかを定期的に確認してください。

ギターを掛けたり外したりする動作や、日常生活での振動などによって、固定部分に変化が生じる可能性があります。

特に、突っ張り式の支柱やパーテーションを使っている場合は、支柱のずれやぐらつきにも注意が必要です。

地震などの揺れに備える場合も、ギターハンガーの保持機構だけに頼らず、設置全体の安定性を確認してください。

3. ギターを取り出すスペースを確保する

壁掛けにすると床のスペースを節約できますが、ギターを安全に取り出すための空間は必要です。

ギター同士が近すぎると、取り外す際に隣のギターや壁にぶつけてしまう可能性があります。

また、取り付け位置が高すぎると、ギターを掛けたり外したりする際に不安定になることもあります。

ギターの本数だけでなく、日常的に無理なく出し入れできる高さや間隔も考えて設置しましょう。

まとめ:部屋とギターに合った壁掛け方法を選ぼう

今回は、ギターを壁掛けにするメリットや、代表的な設置方法、ギターハンガーの選び方と注意点について紹介しました。

壁掛けには、床のスペースを有効活用できたり、ギターをインテリアとして楽しめたりするメリットがあります。

一方で、壁の材質や固定方法によっては、落下や塗装への影響などに注意が必要です。

今回紹介した方法を整理すると、次のようになります。

  • 壁に直接取り付ける方法: シンプルな見た目にしたい場合
  • 石膏ボード用の専用金具を使う方法: 対応する壁で、壁への跡を抑えたい場合
  • 格子状のパーテーションを使う方法: ギターの配置を変更しやすくしたい場合
  • 2×4材を利用する方法: DIYで設置方法や配置を工夫したい場合

どの方法にもメリットと注意点があるため、家の環境や所有しているギターの本数に合わせて選ぶことが大切です。

ギターを安全に保管しながら、部屋のスペースも有効活用できる方法を検討してみてください。